子無し共働き主婦の根暗な日常

根暗で後ろ向き。駄目人間の愚痴と日記。

結婚してる意味。子供がいない理由。

夫と結婚して5年目だ。夫は43歳。私は今年の冬で33歳。子供はいない。

2年くらい前に子供が欲しいと言われたことはある。それで何となく、その時は1人くらい産んだ方が良いのかなと思って作ろうと試みた。
婦人体温計買ってきて基礎体温を測ったっけな。

でも根本的に人に体を触られるのが嫌いでキスも嫌だし子作り自体気持ち悪くて。
そもそも子供がそんなに好きじゃ無いし、良い母親になれる自信もないし、この夫と2人で子育てしていく覚悟も持てなくて…結局3ヶ月でやめた。
というか私が子作りを拒否するようになった。

子供ができて仕事が出来なくなって経済的に自立出来なくなるのも嫌だった。

結婚した時に夫にお給料がいくらか聞いたことがある。
(結婚前に一度、なぜか薄暗いバーで給与証明書をチラッと見せられた事はあるけれど、ちゃんとお金の話をしたことはなかった。)
夫は今の時代は夫婦は財布は別々でお互いの収入を教え合う必要はないと言った。言いたくない、と。
もちろん私は自分の収入は隠さずに教えたんだけど。

お金の事はちゃんとしたいと思ってその後も何度も教えるように催促して、やっと給与証明書とボーナスの額を教えて貰った。
本当は2人で話し合って月々いくら貯金するとか決めたかったけど、夫は嫌がった。
だから今は生活費は折半でお互い財布は別々、貯金も各自で好きにやっている。
私ももう聞かないことにした。

住む家とかどうするんだろう?今は賃貸だ。お互い実家は他県にある。
結婚する時に家は買わないのか聞いたことがある。適当に話を流されたんだっけ。
結婚して4年、夫から家の話は出ないしお金の話もしない。もういい歳なのに。

なんか…そういう事もあって、この男には自分の人生は預けられないと思った。頼ったらダメだと。
経済的にも精神的にも自立していよう、と強く思うようになった。
経済的に自立できない女性の生き辛さは自分の離婚した母を見て知っている。自分は母のようにはなりたくないんだ。

もし子供ができたら…今みたいに働けないだろう。そして夫に頼らなければ生活できなくなるんだろう。それが不安だし怖いし嫌なんだ。

今は正社員で働いていて、夫との生活に耐えられなかったら独りで生きて行くことが出来る。
そう思えるから、なんとか結婚生活を続けられてきたのかなとも思う。
いつでも離婚できる、独りで生きていける、その安心感は失いたくない。


じゃあなんで結婚なんてしているんだろう?
何度も考えてしまう。
不仲の両親を見て育ってきたから昔から結婚に憧れは無かった。自分の性格が他人との共同生活に向かないことも良くわかっていた。

結婚したのは……結局独りで生きていく自信がなかったからだ。
私は零細企業で働いている。定年まで働けないかもしれない。そして何かあった時、頼る相手がいるかどうか。
そういう自分の人生の保険的な意味で結婚したのだと思う。
それと世間体。独身女性に対する世間のあたりの強さが怖かった。
どうしても独身というだけで下に見られたり、惨めに思われたり。そういう人を何人か見てきて、結婚した方が良いのかと思ったのも事実。



自分でもわかっている。
だから私は幸せになれないんだって。こんな風に考えて、こういう生き方をしているからダメなんだって。
どうして私はこんなに卑屈で性格が悪いんだろう。もっと素直に前向きに生きていけたら良いのに。人生で起こる色々なことに、もっと真っ直ぐな気持ちで向き合えれば良いのに。

だから幸せになれないんだ。だから私はダメなんだ。
いつも色々悩んで考えて、結局最後はここに行き着く。